CB125Rのシート高は815mm。125ccとしては高めで、身長160cm前後だと両足はつま先、という実例もあります。
とはいえ、数字だけを見て「自分には無理そう」と決めるのは少し早いです。CB125Rは130kgと軽く、シート前方も絞られているので、両足べったりでなくても扱いやすい人はいます。
見るべきなのは、両足がどれだけ着くかよりも、片足でしっかり支えられるか、押し引きや後退が無理なくできるか。この記事では身長別の実例を見ながら、購入前に試しておきたい動きと、足つきを楽にする方法を順番にまとめます。
CB125Rの足つきは悪いが、軽さで扱える人もいる
現行CB125Rはシート高815mm、車両重量130kg。GROMの761mm、Monkey125の776mmと比べると、座面はかなり高めです。
ただ、CB125Rはシート前方が細く、停車時に脚を下ろしやすい形になっています。さらに130kgと軽いので、車体をまっすぐ支えるときや、降りて押すときの負担も比較的小さめです。
なので「かかとが浮く=乗れない」ではありません。両足がつま先でも、片足ならしっかり着ける人もいます。逆に、両足がある程度着いていても、車体が傾いた瞬間に支えにくければ不安は残ります。
中古車を考えている人も、シート高の数字だけでは決めにくいところです。2018年の初期型も815mmですが、車両重量は127kg。2021年以降のJC91は130kgです。サスペンションの状態やタイヤ、シート加工、ローダウン歴でも乗った感じは変わるので、中古車ほど現車確認が大切です。
CB125Rの足つきを身長別に確認|155・160・165・170cmの目安
身長150cm台から170cm台まで実例を見ても、足の着き方にはかなり差があります。股下や体重、靴、座る位置が違うからです。ここでは「この身長なら乗れる」という線引きではなく、自分に近い体格だとどんな感じになりやすいかの目安として見てください。
身長150〜155cmは片足支持と押し引きを重点確認
2018年型の比較では、150cmのテスターは両足が接地せず、155cmでは両足のつま先が届く程度でした。別の155cm・股下70cmの実例でも、両足はつま先立ちです。
この身長帯だと両足べったりは期待しにくいですが、155cmの実例では、腰を少しずらすことで片足は着きやすくなっています。CB125Rの軽さも助けになります。
試すなら、両足よりも片足。片足でもつま先しか着かない、車体を立てると膝や股関節がきつい、降りて後退させるのが大変なら、毎日の負担は大きくなります。そこまで無理を感じるなら、ローダウン前提で買うより、低い車種も一度比べた方がいいです。
身長160〜165cmは両足つま先でも珍しくない
身長160cmの2024年型では、両足のつま先がぎりぎり接地した実例があります。2018年型の比較でも160cmは両足つま先ですが、腰をずらした片足支持では足裏の半分ほどが着いています。
165cmの実車記事でも、両足はつま先、片足なら土踏まず付近までという結果でした。160〜165cmあたりなら、両足がつま先でも珍しくありません。むしろ見たいのは、片足ならどこまでしっかり着けるかです。
販売店では、左足を着いて右足をリアブレーキに置く姿勢まで試してみると分かりやすいです。その状態で車体を大きく傾けずに支えられるなら、かなり現実的な候補になります。
身長170cm以上でもベタ足とは限らない
173cmで両足の母趾球付近、175cmで足裏の半分ほどが接地した実例があります。170cmを超えれば必ずかかとまで着く、というわけではありません。
このあたりの身長になると、信号待ちそのものより、またがったままの後退や傾いた駐輪場で不安を感じる人もいます。股下や足首の動き、普段履く靴でも変わるので、「170cmあるから大丈夫」とまでは言い切れません。
CB125Rの足つきは購入前に6つの動作を試したい
店内でまたがって、両足が着いたかどうかだけを見るのはもったいないです。できれば普段使うライディングシューズで、次の6つまで試してみてください。
1. 車体をまっすぐ立てて、両足がどこまで着くか
2. 腰を少し左へずらし、左足で支えながら右足をリアブレーキに置けるか
3. サイドスタンドから無理なく車体を起こせるか
4. 降りた状態で前後へ押し、ハンドルを切って向きを変えられるか
5. またがった状態と降りた状態、両方で後退できるか
6. ハンドルを切った状態でも支えられ、サイドスタンドを出し入れできるか
ここまでやると、写真だけでは分からない「自分にとって扱いやすいか」がかなり見えてきます。
道路では轍や段差、横勾配があるので、いつも同じ場所に足を着けるとは限りません。販売店で許される範囲なら、着地点が少しずれた状態も試しておくと安心です。通勤バッグやトップケースを使う人は、荷物を載せたときや疲れて帰ってきたときまで想像しておくと、購入後のギャップを減らせます。
CB125Rの足つきを改善する順番|乗り方・ブーツ・車体変更
足つきを良くしたいからといって、いきなりローダウンする必要はありません。まずは車体を変えずにできることから試して、それでも足りなければブーツやシート、ローダウンへ進む方が失敗しにくいです。
最初は片足支持と駐車方法を変える
信号待ちでは、停止する前に腰を少し支える側へずらすと、片足の接地面を増やせます。左足で支えて右足をリアブレーキに置ければ、坂でも姿勢を作りやすくなります。
ただし、これは公道でいきなり試すものではありません。まずは交通のない平坦な場所で練習して、左右どちらでも支えられる感覚をつかんでおく方が安全です。
駐車も少し工夫できます。できるだけ前向きに出られる向きへ停めて、またがったままの後退がきついときは先に降りて押す。130kgの軽いCB125Rなら、この方法はかなり使いやすいです。
厚底ブーツは足形と使い方で2候補から選ぶ
「あと少しだけ足が着けば楽なのに」という人なら、車体を触る前に厚底のライディングブーツを試す手があります。
ソールの厚さと小さいサイズまで選べることを重視するなら、WILDWING 厚底ファルコン WWM-0001ATU。公式表示はつま先約25mm、かかと約50mmで、サイズは22.5〜28.0cm、ワイズは4E相当です。紐で足首を調整でき、サイドファスナーも付いています。
脱ぎ履きのしやすさを優先するなら、DAYTONA HBS-008+ サイドゴアブーツ 極厚ソールも候補です。足つきを考えた極厚ソールに、くるぶしパッドとシフトパッドを内蔵。中央ベルトでフィット感を3段階に調整でき、サイズは23.5〜28.0cmです。
ここは「何mm厚いから、そのまま何mm足つきが良くなる」とは考えない方がいいです。足形に合わなければ靴の中で足が動きますし、厚くなるほどシフトやブレーキの感覚も変わります。できれば試着して、立ったときだけでなくペダル操作まで確かめたいところです。
シート加工は高さだけでなく幅も効く
アンコ抜きは、単純に座面を低くするだけではありません。脚を下ろす部分の幅を細くできれば、同じ高さでも足が下へ伸びやすくなることがあります。
一方で、削りすぎると座り心地が悪くなったり、膝の曲がりがきつくなったりします。完成品のローシートを選ぶ場合も、JC79・JC91、年式、純正シートベースとの適合は要確認です。今回確認した範囲では、国内現行型への適合を一次情報で確定できる完成品は見つけられませんでした。
専門業者へ加工を頼むなら、「何mm下げたいか」だけでなく、内ももが当たる幅、長時間の座り心地、防水、再調整、純正へ戻せるかまで相談しておくと失敗しにくいです。参考までに、ノグチシートのアンコ抜きは27,500円から。CB125Rでの受付可否や最終価格は個別見積もりになります。
ローダウンは最後の手段として考える
乗り方やブーツでも停車時の不安が残るなら、EFFEX ローダウンCOMPキット PHA0040D-SETが具体的な候補になります。メーカー適合はCB125Rの2018〜2024年。2018年は20mm、2021〜2024年は15mmダウンで、ローダウン用エンドアイとショートサイドスタンドがセットです。
メーカー表示価格は2026年9月13日時点で23,650円。ここに工賃が加わります。エンドアイ交換にはスプリングコンプレッサーが必要で、トルク管理も重要なので、ショップ施工前提で考えた方がいいです。
楽天市場ではメーカー在庫ありのお取り寄せ表示まで確認できましたが、在庫数と確定納期は分かりません。購入するなら注文前に納期確認が必要です。
ローダウンすると、足つき以外も変わります。純正サイドスタンドでは車体が起きすぎるためショートスタンドが必要になり、光軸や段差での余裕、車体姿勢にも影響します。足が着きやすくなる代わりに何が変わるのかまで理解したうえで、普段走る道や駐車環境をショップに伝えて相談するのが無難です。2019・2020年や2025年以降については、型式や車台番号まで含めて適合確認した方が確実です。
CB125Rを足つきの理由で選ぶ人・見送る人
両足がつま先でも、片足なら安定して支えられて、降りれば押し引きもできる。そこまでできるなら、足つきだけを理由にCB125Rを諦める必要はありません。15PS、6速、前後17インチ、フルサイズの車格に魅力を感じるなら、815mmの高さを受け入れて乗る価値はあります。
足つきは問題なさそうで、次に「CB125R自体を買って後悔しないか」が気になるなら、CB125Rが不人気と言われる理由とオーナー評価も参考になります。価格や実用性、中古車、リコールなど、足つき以外で気になりやすい点をまとめています。
逆に、平地でも片足が不安定だったり、少し車体が傾くだけで怖かったり、普段から砂利や傾斜で後退する場面が多いなら、足つきの不安は毎日のことになります。初心者で低速操作にまだ余裕がない人や、膝・股関節に不安がある人も、最初からローダウン前提で決めるより別車種を一度試した方がいいです。
純正状態で低さを優先するなら、GROMはシート高761mm・103kg、Monkey125は776mm・104kg。ただし、どちらも12インチ・5速で、最高出力はGROMが10PS、Monkey125が9.4PS。Monkey125は1人乗りです。CB125Rの走りや車格より、毎日の停車と取り回しの楽さを優先するかどうかで選び方が変わります。
15PS・6速・17インチを保ちながら、もう少し低い車種を見たいなら、CB125RとGSX-S125の比較も参考になります。GSX-S125はシート高785mmですが、生産終了モデルなので販売店在庫や中古車も含めた検討になります。
まとめ|CB125Rの足つきは身長より実際の扱いやすさで決める
CB125Rはシート高815mmなので、足つきが良いバイクではありません。身長160cm前後なら両足つま先になった実例もあります。
ただ、130kgと軽く、シート前方も絞られているため、両足べったりでなくても扱える人はいます。大事なのは、片足で安定して支えられるか、押し引きや後退まで無理なくできるかです。
不安があるなら、まずは片足支持や駐車方法を試し、それでも足りなければ厚底ブーツ、シート加工、ローダウンの順で考えるのがおすすめです。それでも毎日の停車や取り回しが怖いなら、CB125Rを無理に低くするより、最初から低く軽い車種を選んだ方が後悔しにくいでしょう。

