
CB125Rのタイヤを交換しようと調べると、同じ17インチでも種類が多く、どれを選べばよいか迷いますよね。
純正と同じGPR-300を選び直すのが無難なのか、通勤やツーリング向けのタイヤへ変えた方がよいのか。前後交換の費用や、リアだけ交換しても問題ないのかも気になるところです。
CB125Rは車体が軽く、タイヤの違いがハンドリングや乗り心地に出やすいバイクです。価格だけで決めるのではなく、街乗り、長距離、雨天、ワインディングなど、自分の使い方に合った銘柄を選ぶ必要があります。
この記事では、CB125Rの純正サイズと適合条件を確認したうえで、用途別におすすめできるタイヤを5種類紹介します。交換工賃、持ち込み費用、交換時期、空気圧、DIYの注意点までまとめているため、タイヤ選びから交換まで判断できます。
CB125Rのタイヤサイズと純正タイヤ
ここでは、国内仕様の年式別サイズ、表記の見方、Hondaが指定する純正タイヤを順に確認します。中古車は前オーナーがサイズを変更している場合もあるため、実車確認のポイントも押さえておきましょう。
CB125Rの純正タイヤサイズは?
国内仕様のCB125Rは、2018年に登場したJC79と現行のJC91で、前後のタイヤサイズが共通です。
| 装着位置 | 純正サイズ | 構造・荷重指数 |
| フロント | 110/70R17M/C | ラジアル・チューブレス・54H |
| リア | 150/60R17M/C | ラジアル・チューブレス・66H |
「R」はラジアル構造、「17」はホイール径を表します。54H・66Hは、タイヤが支えられる荷重と対応速度を示す記号です。
中古車は前の所有者がサイズを変更している可能性があります。そのため購入前には、車体の年式だけで判断せず、現在装着されているタイヤ側面と車体ラベルも確認した方がいいです。
CB125Rの純正タイヤの銘柄は?
CB125Rの純正指定タイヤは、DUNLOP SPORTMAX GPR-300です。Hondaの取扱説明書では、フロントがGPR-300F M、リアがGPR-300 Mと指定されています。
GPR-300は、街乗りからツーリングまで使いやすいオールラウンドなラジアルタイヤです。交換後も純正に近いハンドリングを保ちやすく、タイヤ選びで大きく乗り味を変えたくない人に向いています。
調べたCB125Rオーナーの記録では、約13,500kmで交換した例もあれば、約31,000kmまで使用した例もありました。タイヤの寿命は空気圧、走り方、保管環境、道路状況で大きく変わるため、走行距離だけでは決められません。
GPR-300の主な特徴は次のとおりです。
- 純正指定で適合を判断しやすい
- 街乗りからツーリングまで使いやすい
- 交換後もハンドリングの変化が小さい
- 耐久性とグリップのバランスを取りやすい
- スポーツ走行に特化したタイヤではない
- 実売価格は最安クラスとは限らない
純正タイヤに不満がなく、交換後も扱いやすさを維持したいなら、GPR-300を選び直すのが最も無難です。
CB125Rのタイヤの選び方
CB125Rのタイヤは、純正と同じフロント110/70R17、リア150/60R17のラジアルタイヤを基本に選びます。
同じサイズでも、タイヤによって得意な使い方は違います。通勤中心なのにハイグリップタイヤを選ぶと性能を活かしにくく、反対に雨の日も走るのにドライ性能だけで選ぶと不安が残ります。
| 使い方 | 重視する点 | 選ぶときの注意 |
| 街乗り・通勤 | 扱いやすさ・耐久性 | 年間走行距離に合う耐久性か確認 |
| ツーリング・雨天 | 安定性・ウェット性能 | 雨天走行の頻度と疲れにくさを確認 |
| ワインディング | 接地感・旋回性 | 運動性能と耐久性の優先度を決める |
| 費用・耐久性 | 本体価格と交換総額 | 通販価格ではなく交換総額で比較 |
具体的なおすすめ銘柄は、後述の「CB125Rのおすすめタイヤ5選」で詳しく紹介します。
街乗り・通勤中心なら扱いやすさと耐久性を重視
信号や交差点が多い街乗りでは、低速から自然に曲がり、路面温度が低いときでも扱いやすいタイヤが向いています。
通勤で走行距離が伸びる人は、グリップだけでなく耐摩耗性も重要です。低速での扱いやすさに加え、年間走行距離に対して交換頻度と費用が見合うかを確認しましょう。
スポーツ性能の高いタイヤが悪いわけではありません。ただし、短距離の街乗りだけでは高いドライグリップを活かす場面が少なく、価格や摩耗の面で割高になりやすいです。
ツーリングや雨天走行では安定性を重視
長距離ツーリングでは、直進安定性、乗り心地、摩耗が進んだ後の扱いやすさが重要です。
雨の日も通勤するなら、排水性やウェットグリップも外せません。メーカーが雨天性能を重視しているか、摩耗が進んだ後も安定した性能を保ちやすいかを確認しましょう。
晴れた日のツーリングが中心なら、直進安定性や乗り心地に加えて、価格と耐久性のバランスも確認します。速度記号と荷重指数は、純正同等以上を選んでください。
ワインディングを楽しむなら接地感と旋回性を重視
休日に峠道を走ることが多いなら、ブレーキング時の接地感や、倒し込みの自然さを重視します。
公道向けスポーツタイヤは、ブレーキング時の接地感や旋回性を高めたい人に向いています。ただし、ツーリングタイヤほど耐久性を優先していない場合があるため、年間走行距離とのバランスを考えて選びましょう。
価格と耐久性を重視するなら総額で比較
タイヤを安く買えても、持ち込み工賃が高ければ交換総額は下がりません。
通販価格だけで判断せず、前後タイヤ代、交換工賃、エアバルブ、廃タイヤ処分料まで含めて比較してください。
CB125Rのおすすめタイヤ5選
CB125Rの純正サイズを前後とも選べる銘柄から、用途の違う5種類を選びました。
同じ銘柄でも複数のサイズが販売されています。購入するときは、商品名だけではなく、フロントとリアのサイズまで確認してください。
| タイヤ | 向いている使い方 | 前後サイズ |
| GPR-300 | 純正重視・街乗り | 前110/70R17 54H後150/60R17 66H |
| TS100H | 街乗り・ツーリング | 前110/70R17 54H後150/60R17 66H |
| ROAD 6 | 雨天・長距離 | 前110/70ZR17 54W後150/60ZR17 66W |
| DIABLO ROSSO III | ワインディング | 前110/70R17 54H後150/60R17 66H |
| PILOT STREET RADIAL | 費用・耐久性 | 前110/70R17 54H後150/60R17 66H |
ここからは、CB125Rにおすすめの5種類について、特徴・向いている使い方・注意点を1本ずつ詳しく解説します。
DUNLOP SPORTMAX GPR-300|純正に近い乗り味
純正の乗り味を大きく変えたくないなら、DUNLOP SPORTMAX GPR-300が最もおすすめです。
CB125Rへの適合がDUNLOP公式に掲載されており、フロント110/70R17 54H、リア150/60R17 66Hを選べます。純正指定と同じ銘柄なので、サイズや前後の組み合わせで迷いにくい点が大きなメリットです。
ハンドリングは素直で、街乗り、通勤、日帰りツーリングまで幅広く使えます。交換前と乗り味が大きく変わりにくいため、新しいタイヤに慣れるまでの違和感も少なめです。
一方で、ワインディングで強い接地感や鋭い旋回性を求める場合は、最新のスポーツタイヤほどの変化は感じにくいでしょう。価格も常に最安とは限りません。
「今の乗り味に不満がない」「タイヤ選びで失敗したくない」という人には、最も選びやすいタイヤです。
BRIDGESTONE BATTLAX TS100H|街乗りとツーリングのバランス型
街乗りからツーリングまで幅広く使いながら、価格とのバランスも取りたいならBATTLAX TS100Hが向いています。
ブリヂストンはTS100Hを、通勤、買い物、ツーリング、ワインディングまで幅広く使えるラジアルタイヤと位置付けています。CB125Rも公式の適合車種に掲載されています。
調べたCB125Rオーナーのレビューでは、純正タイヤから交換して、乗り心地が柔らかくなった、路面を捉える感覚が分かりやすくなった、ワインディングで安心して倒し込めるようになったという評価がありました。
一方で、雨天性能や耐久性については、ドライ性能ほど高く評価されていないレビューも見られます。雨の日の安心感を最優先するならROAD 6、スポーツ走行を優先するならROSSO IIIの方が目的に合います。
価格、乗り心地、グリップのどれか一つに偏らず、普段使いから休日のツーリングまで1本でこなしたい人に向いています。
MICHELIN ROAD 6|雨の日と長距離に強い
雨の日の通勤や長距離ツーリングが多いなら、MICHELIN ROAD 6が有力です。
ミシュランの車種別検索では、CB125Rにフロント110/70ZR17 54W、リア150/60ZR17 66Wが適合すると案内されています。純正と幅、扁平率、ホイール径が同じで、荷重指数と速度性能も純正を下回りません。
ROAD 6はスポーツツーリングタイヤなので、ドライ路面だけでなく、濡れた路面での安心感や長距離走行での安定性を重視しています。
同サイズのレビューでは、雨天時の安心感、直進安定性、摩耗が進んだ後の扱いやすさを評価する声が目立ちます。通勤で雨を避けられない人や、天候の変化があるロングツーリングでは強みを感じやすいでしょう。
弱点は価格です。今回紹介する5種類の中では高めになりやすく、晴れた日の短距離通勤だけなら性能を持て余す可能性があります。
価格より雨天性能と長距離での安心感を優先したい人向けです。
PIRELLI DIABLO ROSSO III|ワインディング向け
ワインディングでCB125Rの軽快さを楽しみたいなら、PIRELLI DIABLO ROSSO IIIがおすすめです。
DIABLO ROSSO IIIは、公道向けスポーツタイヤです。CB125Rの純正サイズであるフロント110/70R17、リア150/60R17が用意されています。
ピレリは、ブレーキング時のグリップ、軽快なハンドル応答、コーナリング中の滑らかなフィードバック、ドライとウェットの両方への対応を特徴として挙げています。
レビューでは、路面を捉える安心感や、コーナリング中の接地感を評価する声が確認できます。CB125Rは車体が軽いため、純正タイヤから替えたときにハンドリングの違いを感じやすいでしょう。
ただし、ツーリングタイヤほど耐久性を最優先した銘柄ではありません。通勤で年間走行距離が多い人より、休日のワインディングを楽しみたい人に向いています。
MICHELIN PILOT STREET RADIAL|費用と耐久性を重視
交換費用を抑えながら、街乗りや通勤で長く使いたいならMICHELIN PILOT STREET RADIALがおすすめです。
ミシュランの車種別検索では、CB125Rにフロント110/70R17 54H、リア150/60R17 66Hが適合すると案内されています。純正と同じサイズ、荷重指数、速度記号です。
調べたCB125Rオーナーのレビューでは、純正GPR-300から交換して大きな違いを感じなかったという声がある一方、純正より硬く、細かな振動を拾いやすいと感じた人もいました。
耐久性への期待がある反面、乗り心地はGPR-300より硬く感じる可能性があります。柔らかい乗り心地を優先する人より、通勤距離が長く、費用を抑えたい人に合います。
実売価格は変動しますが、前後ともTS100Hより安く販売され、合計で数千円抑えられることがあります。リアが欠品している店舗もあるため、購入時に前後の在庫と価格を確認してください。
CB125Rのタイヤ交換費用
タイヤ交換では、本体価格だけでなく、工賃や処分料まで含めた総額を確認することが大切です。ここでは、店舗購入と持ち込みの違い、前後交換にかかる費用の目安を整理します。
前後交換の総額はタイヤ代と工賃で決まる
CB125Rのタイヤ交換費用は、次の合計で決まります。
- タイヤ代
- 交換工賃
- エアバルブ代
- 廃タイヤ処分料
- 必要に応じた追加作業代
タイヤ本体の価格差が大きいため、前後交換の総額は選ぶ銘柄によって変わります。店舗で購入する場合は、前後タイヤ代に基本工賃約1万円を加え、追加費用を含めて見積もると分かりやすいです。
大手用品店の基本工賃は次のとおりです。
| 店舗・区分 | フロント | リア |
| ナップス店頭購入 | 4,400円~ | 5,500円~ |
| 2りんかん店頭購入 | 4,400円~ | 5,500円~ |
| 2りんかん持ち込み | 8,800円~ | 11,000円~ |
ナップスでは、前後セットの基本工賃は9,900円からです。ホイールバランス調整、ベアリングやアクスルシャフトの確認が含まれ、タイヤ廃棄料と指定のチューブレスバルブ交換料も基本工賃に含まれます。
2りんかんの国産車基本工賃は、フロント4,400円から、リア5,500円からです。廃タイヤ処分料は1本400円で、車両の状態や追加作業によって金額が変わります。
店舗によって料金は異なるため、購入前に「タイヤ本体を含めた前後総額」を確認してください。上記の金額は、おおよその目安として参考にしましょう。
持ち込みは工賃を含めて比較する
通販でタイヤを安く買えても、持ち込み工賃を含めると店舗購入より高くなる場合があります。
2りんかんでは、国産車の持ち込み工賃がフロント8,800円から、リア11,000円からです。店舗購入時のおおむね2倍になるため、タイヤ本体が数千円安いだけでは総額が下がらないことがあります。
比較するときは、次の費用をすべて確認してください。
- 前後タイヤの販売価格
- 車両からのホイール脱着工賃
- ホイールバランス
- エアバルブ
- 廃タイヤ処分
- 持ち込み加算
フロントまたはリアだけの交換もできます。ただし、反対側に十分な溝があり、ひび割れ、硬化、偏摩耗がないことが前提です。別銘柄へ変更する場合や、前後とも同じ時期に装着している場合は、前後同時交換を検討してください。
タイヤ交換以外の費用も含めて確認したい方は、「CB125Rの維持費は?250ccと比較してどう違う?」も参考にしてください。
CB125Rのタイヤ交換時期・空気圧・交換方法
タイヤを安全に使うには、交換時期だけでなく、空気圧の管理、交換方法、交換後の慣らしまで確認する必要があります。交換前後に押さえておきたいポイントを順番に解説します。
交換時期は走行距離だけで決めない
タイヤ交換の時期は、走行距離だけでは判断できません。次のどれかに当てはまる場合は、交換または専門店での点検を検討してください。
- スリップサインが出ている
- 深いひび割れ、膨らみ、変形がある
- 異物が刺さっている
- 中央だけ平らになるなど偏摩耗している
- ゴムが硬化している
- ハンドリングや雨天時のグリップに違和感がある
バイク用タイヤの最低溝深さは0.8mmですが、排水性はスリップサインが出る前から低下します。
溝が残っていても、年数が経過するとゴムは劣化します。ミシュランは、使用開始から5年以上経過したタイヤは専門家による点検を受け、製造から10年を超えたタイヤは交換するよう案内しています。
5年や10年は使い切ってよい期間ではありません。ひび割れや硬化、走行中の違和感がある場合は、それより早く交換してください。
適正空気圧は前200kPa・後225kPa
Hondaが公開している2024年式JC91の適正空気圧は次のとおりです。
| 装着位置 | 1人乗車 | 2人乗車 |
| フロント | 200kPa | 200kPa |
| リア | 225kPa | 225kPa |
1人乗りでも2人乗りでも指定値は同じです。2021年式JC91の取扱説明書にも同じ空気圧が記載されています。
旧型JC79も同じタイヤサイズですが、所有している車両の車体ラベルや取扱説明書を優先してください。
空気圧は、走行してタイヤが温まる前に、少なくとも月1回確認します。長距離ツーリング前や、季節の変わり目も点検しましょう。
空気圧が低すぎると、ハンドリングが重くなり、発熱、偏摩耗、燃費悪化につながります。高すぎると乗り心地が硬くなり、接地感が変わる可能性があります。
空気圧不足は燃費悪化にもつながります。CB125Rの実際の燃費や旧型との違いは、「新型CB125Rの気になる燃費は?旧型と比べてみた」で確認できます。
CB125Rのタイヤ交換手順
以下は作業全体を把握するための簡易的な流れです。実際の脱着方法や締付トルクは、年式別のサービスマニュアルまたはHonda販売店で確認してください。取扱説明書はHondaのDigital Owner’s Manualで確認できます。
CB125Rのタイヤ交換は、車体からホイールを外し、古いタイヤを新品へ組み替えてから元に戻す流れで行います。
大まかな手順は次のとおりです。
1. メンテナンススタンドなどで車体を安定させる
2. ブレーキやABSセンサー周辺に注意してホイールを外す
3. タイヤの空気を抜き、ビードを落とす
4. タイヤレバーで古いタイヤを外す
5. 回転方向を確認して新品タイヤを組み付ける
6. ビードを上げ、空気漏れとホイールバランスを確認する
7. ホイールを戻し、各部を規定トルクで締める
8. チェーン、ブレーキ、ABSに異常がないか確認する
リアホイールを戻すときは、チェーンの張りと後輪の左右位置も調整します。フロント側は、ブレーキキャリパーやABSセンサーを傷付けないように作業してください。
タイヤ交換後は、回転方向、ビード、空気漏れ、ブレーキの作動を確認します。走行後もABS警告灯が消えない場合は、センサー周辺や取り付け状態を確認し、走行を続けずHonda販売店へ相談してください。
CB125Rのタイヤ交換に必要な工具
タイヤ交換で用意したい主な工具は次のとおりです。
- リア用・フロント用のメンテナンススタンド
- トルクレンチと必要なソケット
- ビードブレーカー
- タイヤレバーとリムプロテクター
- コンプレッサー
- ホイールバランサー
トルクレンチは、CB125Rのアクスルまわりに対応できる20~120N・m程度の製品が使いやすいです。必要なソケットは別途確認してください。
リアタイヤの交換には、車体側へボビンを追加せず使えるL字受けタイプのリアスタンドが便利です。紹介する商品は受け幅250~310mm、耐荷重160kgで、商品ページの使用車種欄にもCB125Rが記載されています。
フロントホイールを外す場合は、リア側を安定させたうえで、フォーク下またはステム穴を支えるフロントスタンドを併用します。
CB125Rのタイヤ交換DIYは経験者向け
CB125Rのタイヤ交換はDIYできますが、ホイール脱着やビード上げ、ホイールバランス、チェーン調整まで正しく行う必要があります。
工具を一からそろえると費用もかかります。リムやABSセンサーを傷める可能性もあるため、作業に自信がない場合は店舗へ依頼した方が安全です。
交換後は約100kmを目安に慣らす
新品タイヤへ交換した直後は、急発進、急加速、急ブレーキ、深いバンクを避けて走ります。
ミシュランとブリヂストンは、交換後およそ100kmを目安に慎重に慣らすよう案内しています。前後のどちらか1本だけ交換した場合も、新しいタイヤの慣らしは必要です。
最初からタイヤ表面を紙やすりで削る必要はありません。走行しながら徐々に加減速とバンク角を増やしてください。
交換後は、空気圧、ビードの状態、空気漏れ、アクスルまわりに異常がないかも確認しましょう。
CB125Rのタイヤ購入前に確認すること
同じ銘柄でも、フロント用・リア用や別サイズが販売されています。注文ミスを防ぐため、サイズ、構造、荷重指数、前後の組み合わせを購入前に確認しましょう。
フロント・リアとサイズを間違えない
CB125R用タイヤを購入するときは、次のサイズを確認します。
- フロント:110/70R17M/C 54H
- リア:150/60R17M/C 66H
同じ銘柄でも、フロント用、リア用、別サイズが販売されています。商品名だけで判断すると、同じシリーズの違うサイズを選ぶ可能性があります。
タイヤ側面や商品ページにある「FRONT」「REAR」の表記と、回転方向の矢印も確認してください。
構造・荷重指数・前後の組み合わせを確認
純正はラジアル・チューブレスタイヤです。特別な理由がなければ、純正と同じ構造を選びます。
荷重指数と速度記号は、純正と同等以上を基本にしてください。ROAD 6のように速度記号がWになるタイヤもありますが、荷重指数を下回らず、メーカーが車種への適合を案内しているサイズを選びます。
前後で別銘柄を組み合わせると、グリップやハンドリングのバランスが変わる可能性があります。基本的には、前後を同じシリーズでそろえる方が判断しやすいです。
純正より太いタイヤや構造の異なるタイヤは、ハンドリング、ABS、フェンダーやチェーンとの干渉に影響する可能性があります。見た目だけでサイズを変更せず、通常は純正サイズを選びましょう。
CB125Rのタイヤに関するよくある質問
ここでは、純正より太いタイヤへの変更、ブロックタイヤの装着、リアだけの交換など、CB125Rのタイヤ交換で迷いやすい疑問に答えます。
純正サイズより太いタイヤは装着できる?
物理的に装着できるサイズがある可能性はありますが、基本的にはおすすめしません。
太いタイヤにすると見た目に迫力が出る一方、車体やチェーンへの干渉、タイヤ形状の変化、倒し込みの重さ、ハンドリングの変化が起こる可能性があります。
タイヤ幅だけでなく、ホイールのリム幅やタイヤの実寸も関係します。ABSの動作やタイヤ本来の性能へ影響する可能性もあるため、フロント110/70R17、リア150/60R17の純正サイズを選ぶのが無難です。
ブロックタイヤは装着できる?
CB125Rの純正サイズに近いブロックパターンのタイヤはあります。
ただし、オンロードタイヤとは舗装路での接地感、静粛性、ハンドリング、摩耗の仕方が異なります。選ぶ場合は、サイズ、構造、荷重指数、前後の組み合わせ、車体への干渉を確認してください。
見た目を変えたい場合や未舗装路へ入る目的があるなら選択肢になりますが、舗装路中心なら今回紹介したオンロードタイヤの方が無難です。
リアタイヤだけ交換しても問題ない?
フロントタイヤに十分な溝があり、ひび割れ、硬化、偏摩耗がなければ、リアだけ交換できます。
ただし、可能であれば同じシリーズのリアタイヤを選びましょう。フロントが古いままリアだけ高性能なタイヤへ替えると、前後のグリップやハンドリングのバランスが変わる可能性があります。
前後を同じ時期に装着している場合、別銘柄へ変更する場合、フロントにも劣化が見られる場合は、前後同時交換を検討してください。
まとめ|CB125Rの用途に合ったタイヤを選ぼう
国内仕様のCB125Rは、JC79・JC91ともにフロント110/70R17M/C 54H、リア150/60R17M/C 66Hを使用します。純正指定タイヤはDUNLOP SPORTMAX GPR-300です。
用途別の選び方をまとめると次のとおりです。
| 使い方 | おすすめタイヤ |
| 純正に近い乗り味 | DUNLOP GPR-300 |
| 街乗りとツーリング | BRIDGESTONE TS100H |
| 雨の日・長距離 | MICHELIN ROAD 6 |
| ワインディング | PIRELLI DIABLO ROSSO III |
| 費用と耐久性 | MICHELIN PILOT STREET RADIAL |
純正に近い乗り味ならGPR-300、街乗りとツーリングのバランスならTS100Hが選びやすいでしょう。
雨の日や長距離での安心感を優先するならROAD 6、ワインディングを楽しみたいならDIABLO ROSSO III、費用と耐久性を重視するならPILOT STREET RADIALがおすすめです。
購入するときは、タイヤ本体の価格だけでなく、交換工賃や持ち込み料金まで含めた総額を確認してください。
また、交換時期は走行距離だけで決めず、スリップサイン、ひび割れ、硬化、偏摩耗、走行中の違和感を確認します。交換後は約100kmを目安に慣らし運転を行い、空気圧と空気漏れも点検しましょう。

