カワサキ ニンジャ e-1登場!補助金・免許・航続距離まで徹底解説

ninja e-1登場! 125cc
ninja e-1

カワサキから待望の電動スポーツバイク「ニンジャ e-1」が登場しました。ガソリン車の鼓動はありませんが、静かで力強い加速と扱いやすさは電動ならではの新しい魅力です。さらに国のCEV補助金対象となり、環境性能だけでなく経済的メリットも大きな注目点。本記事では免許区分や航続距離、最高速などライダーが気になる情報を整理し、購入前に役立つポイントをわかりやすく解説します。

カワサキ ニンジャ e 1とは?

長年愛されてきた「ニンジャ」シリーズのスタイルを受け継ぎながら、心臓部を電動モーターに置き換えた次世代スポーツバイクです。外観は従来のニンジャらしいシャープでスポーティーなデザインを保ちつつ、走り出すとエンジン音が一切なく、驚くほど静かなフィーリングを味わえます。電動ならではのスムーズな加速と力強いトルクは、街中でのストップ&ゴーに強く、信号待ちからの発進でも軽快なレスポンスを感じられます。航続距離は限られるものの、通勤や買い物といった日常の移動や、週末のちょっとしたショートツーリングには十分対応可能。環境に優しく、新しい乗り味を楽しみたいライダーにとって、未来のバイクライフを体感できる一台といえるでしょう。

さらに、国内仕様の販売価格は 99万8,800円(税込)。主要スペックは以下のとおりです。

カワサキ ニンジャ e-1 主要スペック

項目内容
全長1,980mm
シート高785mm
車両重量約140kg
定格出力0.98kW
最高出力9.0kW(約12PS)
最大トルク40N・m
航続距離約72km(WMTCモード)
最高速約99km/h(eブースト使用時)
バッテリー着脱式リチウムイオン ×2本
充電時間約3.7時間/1本(家庭用コンセント)

装備面では、低速時の取り回しを補助するウォークモード、狭い場所で役立つバック機能を搭載しており、扱いやすさにも配慮されています。さらに短時間だけ出力を引き上げるeブースト機能も備えており、追い越しや坂道で力強さを発揮できるのもポイントです。

カワサキ ニンジャ e 1は何cc扱い?

バイクに乗る人なら、まず気になるのが「このバイクは何ccなのか」という点でしょう。ニンジャ e-1は電動モーター駆動のため、ガソリン車のように「排気量cc」という概念は存在しません。しかし、道路交通法上は出力によって区分が決まっており、ニンジャ e-1の国内仕様は 定格出力0.98kW/最高出力9.0kW(約12PS) と公表されています。法律上は 125ccクラス(原付二種カテゴリー) に相当し、高速道路は走行できません。

つまり「排気量表記はないけれど、走行区分は125ccクラスと同じ」と理解すると分かりやすいです。従来のニンジャ250やニンジャ400と比べると、圧倒的に軽く扱いやすく、街中での取り回しやすさも魅力のひとつです。電動ならではの静粛性と、発進時のトルク感も相まって、125cc以上にキビキビした走りを感じられる場面もあります。

ニンジャ e 1に乗るのに必要な免許は?

ニンジャ e-1は原付二種(125ccクラス相当)に分類されます。運転するには小型限定普通二輪免許(AT限定可)以上が必要です。普通二輪免許や大型二輪免許でももちろん運転可能ですが、原付(第一種)免許や普通自動車免許だけでは乗れませんので注意しましょう。

車両はオートマ限定でも運転できるAT扱いのモデルです。そのため、クラッチ操作が苦手な方や、普段は車しか運転していない方でも安心して乗れる点が大きな魅力です。

また、ニンジャ e-1は高速道路や自動車専用道路を走行できない点にも注意が必要です。街乗りや通勤・買い物といった日常利用や、郊外でのショートツーリングを中心に楽しむのがベストな使い方と言えるでしょう。

電動ニンジャは、すでに二輪免許を持つライダーにとっては導入しやすい一台であり、これから免許取得を考えている人にとっても「新しいバイクの入口」として魅力的な選択肢となっています。

(参考動画URL:

カワサキ公式PV(YouTube)
⚫︎ https://www.youtube.com/watch?v=AKUnpp8-9vw

加速・走行シーン(国内インプレッション)
⚫︎ https://youtu.be/nU4pRdxP9qQ?si=aaKB6FaElSIju99b

カワサキ ニンジャ e 1の補助金

ニンジャ e-1は環境性能の高い電動二輪車であり、購入時には国や自治体から補助金を受けられる可能性があります。ここでは、どれくらいの金額が支給されるのか、そして実際に補助金を受け取るにはどうすればよいのかを解説します。  

ニンジャ e 1の補助金の額は?

ニンジャ e-1は電動二輪車のため、国の CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金) の対象となります。2025年時点での交付額は 約12万円 が目安です。

さらに、東京都では独自の補助制度が用意されており、条件が揃えば 最大46万円 の上乗せが可能です。国の補助金と組み合わせることで、合計58万円もの補助 を受けられるケースもあります。これは電動二輪の導入を大きく後押しする金額であり、ガソリンモデルと比べて割高になりがちな電動スポーツバイクの価格ハードルを一気に下げてくれる仕組みです。

地域によって補助額や条件は異なるものの、対象となる場合には初期費用を大幅に抑えられるため、購入検討時には必ず販売店に確認しておきたいポイントです。

ニンジャ e 1の補助金をもらうには?

補助金を受け取るには、以下の流れを踏むのが一般的です。

  1. 対象車両を扱う販売店で購入
     まずはCEV補助金の対象車両として登録されていることが条件。購入前に販売店で「補助金対象かどうか」を必ず確認しましょう。
  2. 申請書類の準備
     補助金申請には車両の登録証明や領収書などが必要です。多くの場合、販売店が代行してくれますが、自治体補助については購入者自身で申請が必要なケースもあります。
  3. 申請後に交付決定・振込
     申請が受理されると、数か月後に指定口座へ補助金が振り込まれます。即時割引ではなく「後から戻ってくる仕組み」なので、初期費用は一度全額支払う必要がある点に注意です。

補助金は「早い者勝ち」的な側面があり、年度の予算枠が埋まると受付が終了することもあります。購入タイミングが決まったら、早めに販売店と相談するのが安心です。


ニンジャ e 1の航続距離や最高速

電動バイクを選ぶうえで、多くのライダーが気になるのが「どれくらい走れるのか」「どのくらいスピードが出るのか」という点でしょう。ここではニンジャ e-1の航続距離と最高速について、公式スペックと実際の使い勝手の両面から解説します。

ニンジャ e 1の航続距離は?

ニンジャ e-1の航続距離は フル充電で約72km(WMTCモード) と公表されています。ただし走り方や道路環境によっては 50〜70km前後 に収まるのが実走での目安です。日常の通勤や買い物には十分ですが、ロングツーリングにはやや短めと感じるかもしれません。

特に高速道路は走れない仕様なので、基本的には市街地〜郊外を快適に走る“セカンドバイク”や通勤バイクとしての位置付けが強いと言えます。実際の利用シーンを想像すると、例えば片道20km前後の通勤なら往復で余裕がありますし、充電も家庭用コンセントから可能。夜に帰宅して差し込んでおけば翌朝フル充電、という手軽さも魅力です。

充電方法は3種類

ニンジャ e-1の充電方法はライフスタイルに合わせて選べるのもポイントです。

  1. 家庭用コンセント(100V)からの充電
     標準的な方法で、バッテリーを車体に装着したままケーブルを差し込むだけ。一般家庭でも対応可能です。
  2. 外部充電器を利用
     車体からバッテリーを取り外し、外部充電器を使って室内で充電することもできます。集合住宅など駐輪場にコンセントがない環境でも便利です。
  3. 予備バッテリーと交換
     着脱式バッテリーを2本搭載しているため、予備を用意しておけば交換するだけで走行を再開できます。充電待ち時間を短縮できるのは電動バイクならではの強みです。

バッテリーを買い足すとどうなる?

ニンジャ e-1は着脱式リチウムイオンバッテリーを2本搭載しています。追加でバッテリーを購入すれば理論上は航続距離を延ばせますが、交換用バッテリーは公表価格がなくても相応に高額で、現実的な選択肢とは言えません。したがって「スペアを常備して長距離ツーリングに使う」というよりは、劣化や寿命を迎えた際の交換用途として考える方が妥当でしょう。

したがって、スペアを購入して航続距離を伸ばすよりも、バッテリー劣化時の交換用途として考えるのが現実的です。

バイク好きとしては「気軽にタンクに給油して即出発」というガソリン車の利便性に慣れている分、電動ならではの“充電時間の縛り”と“バッテリー価格の高さ”は、今後の改良に期待したいポイントです。

ニンジャ e 1の最高速

最高速についてカワサキ公式からの明確な数値は発表されていませんが、各種インプレッションでは 通常時で約88km/h、e-ブースト使用時で100〜105km/h前後 を記録したとの報告があります。市街地や一般道では十分な性能ですが、125cc相当のため高速道路は走行できません。

注目すべきは「e-ブースト機能」。右手元のボタンを押すことで、最長15秒間だけ出力を引き上げられる仕組みです。追い越しや坂道の加速時に真価を発揮し、例えば幹線道路での合流や登坂車線で一気に抜けたい場面で効果的。短時間ながら電動ならではの力強いトルク感を味わえます。

実際の試乗動画でも、0〜60km/hまでの加速は非常にスムーズで、いわゆる“モーター特有の一気にトルクが立ち上がる走り”を楽しめるのが印象的です。

まとめ

カワサキ ニンジャ e-1は、125ccクラス相当の電動スポーツバイク。必要免許は小型限定普通二輪(AT可)以上で、クラッチ操作不要の扱いやすさが魅力です。航続距離は約55〜72km、最高速は通常約88km/h、e-ブースト使用時は105km/h前後に達するとされます。国内仕様の販売価格は99万8,800円(税込)。国のCEV補助金により約12万円、さらに東京都では都独自の46万円が加算され、最大58万円の補助を受けられる可能性があります。静粛性と瞬発的な加速を両立し、補助制度を活用すれば実質負担を大幅に抑えられる次世代ニンジャです。

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