CB125Rをググっているのと
「CB125Rってもしかして不人気なの？」不安に思う方もいると思います。
この記事では可能な限りCB125Rのレビューを深掘りしてオーナーの感じる良い点&悪い点をご紹介します。
また気になるリコール問題についてもご紹介します。
CB125Rとは？デザインとコンセプトをおさらい
CB125Rとはどんなバイクなのか、簡単に紹介します。
どんなバイクか詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
→CB125Rの最高速
CBシリーズの末弟、125ccネイキッドの魅力
Hondaの「CB」シリーズは、ネイキッド・スタイルを中心に“ストリートで乗るバイク”として定着してきました。CB125Rはその中で125ccクラス（原付二種）という枠に収まりながら、 “大きめ”・“本格派”のネイキッドモデルとして登場しています。
こうした位置付けは、125ccで取り回しや維持費の利点を活かしつつ、見た目や車体性能で「小さく見られたくない」「入門でも満足したい」というユーザーに響く設計です。実際、「250ccクラスと同等の車格を持つ」という評価も見られます。WEBヤングマシン｜新車バイクニュース+1
新世代CBのデザインコンセプト「ネオスポーツカフェ」
CB125Rは、“ネオスポーツカフェ”というデザインコンセプトの下に開発されています。これは、カフェレーサー風・ネイキッド風の軽快さ・スポーティさを取り入れた最新デザインを指します。Wikipediaでも「Neo Sports Caféモデルファミリー」の位置付けが紹介されています。
具体的には、単気筒エンジンでありながら、倒立フォーク、前後ラジアルマウントキャリパーやABS装備といった125ccでは珍しい高級装備が採用され、ワンランク上の印象を与えています。
スペック・主要諸元（表付き）
CB125R、2025年モデルの簡単なスペックを紹介します。
| 項目 | 内容 |
| 排気量 | 約124 cc |
| 変速機 | 6速MT |
| 車両重量 | 約130 kg |
| シート高 | 約815 mm |
| 車格など | 全長／全幅／全高：2040×820×1055 mm |
| 装備 | フルLED、カラーTFTメーター、倒立フォーク、ABS標準等 |
装備を見たら分かるように、125ccという枠ではあるものの“上位モデル感”を演出する仕様になっています。
またサイズ感もCB250Rと共用の部分が多いので250ccバイクと遜色ありません。
CB125Rのレビュー【人気な点、不人気な点】
CB125Rの人気な点、不人気な点のレビューをまとめてみました。
CB125Rの人気な点
やはり人気な点のレビューでいうとデザイン・装備面がいいと感じている方が多い印象でした。
多くのレビューで「見た目・質感」の評価が高く、特に「125ccとは思えないスタイル」「乗り心地・軽快な走り・扱いやすさ」に対して好意的な声があります。
「大型からの乗り換えなので自転車に乗ってるような感覚で運転できます。峠のカーブは大型よりかなり軽快に走れます。」 最初で最後さん
また、別レビューではこんなコメントもありました。
「125㏄なのに250㏄よりも楽しいから欲しい」 HondaGO
これは、125ccという小排気量ながら“軽さ”や“取り回し”という利点を活かして、「楽しむバイク」として評価されている証。
CB125Rの不人気な点
不人気な点として目立ったのがやはり足付き・価格・パワー不足・実用性の指摘でした。
スペックからも分かる通り座面の高さは不人気な様です。
「足つきが良くないです。身長175cmですが、両足着く場合はかかとがつきません。」という指摘があります。みんカラ
また、125ccという枠ゆえに高速道路での余裕・加速の薄さを気にする声もあります。さらに価格について、「この装備なら…でも125ccなら…」という評価も。
掲示板では価格.comの口コミでも「装備を見た感じCB125Rが45万円は高いとは思えません。…まぁそれがまたかわいいんですけどね。」という書き込みもあります。価格.com掲示板
つまり、“装備・見た目・質感”は良いのですが、“性能・価格・実用性”で割り切りが必要という意見も少なくありません。
オーナーのリアルな口コミ（SNS・バイク系掲示板など）
SNSからいくつからオーナーのリアルなレビューを探してきました。
“It’s an absolutely brilliant bike that has more of a big bike feel than many other 125s (egCB125F). I bought one brand new and have commuted …”（reddit上）Reddit
翻訳
「これは本当に素晴らしいバイクで、他の125ccバイク（例えばCB125F）よりも大型バイクらしい感覚があります。新車で購入して通勤に使っています…」
国内ブログでは「足つきは端的に言って悪いです。…しかし、実際に運転していて不便に感じることは皆無です。」と、体格との兼ね合いでの意見も。QLさん
「ホンダCB125R。最近の原付二種ってこんなにすごいの。単気筒だけどDOHCで11,000回転まできっちり回るヤバいエンジン。中型車みたいなブレーキと足回り。しかも燃費47.5km/L。化け物かよ。」半蔵さん
これらの声から、「実際に乗ってみると‘軽くて楽しい’という印象が強い」が、「足つき・停車時の安心感」に関しては体格に左右される」という傾向が読み取れます。
また、バイクの楽しさを知れる最初の一台にもぴったりなバイクとも言えそうです。
他の125ccネイキッド（YZF-R125、GSX-S125など）との比較
125ccネイキッド・スポーツカテゴリには魅力的な他社モデルも多く、例えば ヤマハのYZF‑R125や スズキのGSX‑S125など。これらと比較すると、CB125Rの強み・弱みが見えてきます。
- 強み：車格・装備・質感が“上位”寄りで、見た目・満足度が高め。
- 弱み：価格が若干高め、125ccとしての“純粋な性能”では他社が軽量化・割り切りで有利なケースあり。
比較記事では「125ccなのに6速MT」「250ccと同等車格」という点がCB125Rの特徴として挙げられています。
ただし、用途（通勤・市街地・ツーリング）によっては、軽さ・価格・燃費重視の他モデルに軍配が上がる場面もあり、選び方次第という印象です。
こちらの記事でCB125RとGSX‑S125の比較をしていますので気になる方はご覧ください。
CB125Rはなぜ「不人気」と言われるのか？
価格が高めで競合よりコスパが悪い？
「不人気」の背景としてまず挙がるのが“価格とコストパフォーマンス”の問題です。装備・質感は良いものの、「125ccでこの価格」という視点では割高に感じるユーザーも少なくありません。
レビューでもその点が指摘されています。うるとらうるふさん
価格を考えると250ccと大差ない為、上のクラスを狙えてしまう。 つまり「125ccという枠で考えれば良いが、250ccを視野に入れると悩ましい」という構図です。
販売台数が少ない理由（市場データ・中古車流通量）
実際、125ccネイキッド・スポーツというカテゴリ自体が大きなジャンルではなく、さらに「250ccに近い車格・本格仕様」というCB125Rのポジションは“中途”という見られ方になりがちです。
また、中古市場での流通も限定的という評価があります。こうした“流通が少ない＝目に付きにくい”という点も「不人気」という印象を生んでいる可能性があります。記事では「CB125Rが不人気って本当？知れば惹かれるその魅力と実力！」という見出しで「隠れた名車」と紹介されており、市場から“目立たない”という評価も一因とされています。プレミアバイクワールド
ターゲット層が限られている（デザイン・用途の問題）
CB125Rの“本格仕様”感・車格・シート高815 mmという数字などから、小柄なライダー／初心者向けとしては少々ハードルがあるという意見もあります。
レビューでは「足つきは悪い」「停車時の安心感が体格で変わる」という声もありました。こちらの方のレビューでもやはり足付きは悪いとされています。しかし、軽量でバランスも良い作りなので気にはならない様です。QLさん
また、通勤・街乗り用途のライダーには“シート下収納”や“スクーター的利便性”を優先する傾向もあり、その意味では“ネイキッドMT125cc”というジャンル自体がマニア寄りとも言えます。このように、「万人向けではない仕様」が“人気が出にくい”構造を作っていると言えます。
不人気＝悪いバイクではない！愛されるポイントも紹介
「不人気」という言葉だけではマイナス評価と思われがちですが、実は“逆に人気薄だからこそ価値がある”という側面もあります。
例えば「他と被りにくい」「こだわりの1台」「装備・質感に優れている」「カスタムベースとして面白い」という声も。実際、前述のレビュー記事では「隠れた名車」「コストパフォーマンスは非常に納得感がある」と評価されています。プレミアバイクワールド
ですので、「不人気」だから避けるのではなく、「自分の目的に合っているか」を軸に判断すると良いでしょう。
やはり楽しいバイクだと感じている方は多い印象でした。
CB125Rのリコール問題とは？内容と対応を解説
CB125Rはホンダからのリコールの告知もでています。ここではCB125Rのリコールの詳細について紹介します。
CB125Rのの過去に発生したリコール内容まとめ
CB125Rでは以下の主なリコールが発表されています：
- 方向指示器制御リレー不具合（届出番号：外-3873／令和6年9月19日）…灯火装置（方向指示器制御リレー）において、後部片側ウインカー故障後に他側が速く点滅する可能性。ホンダ
- 前照灯（ヘッドライト）配線干渉不具合（届出番号：外-3979／令和7年4月3日）…走行中の振動により接続芯線が断線・ちらつき、最悪不点灯になるおそれ。ホンダ
対象車台番号・製作期間も公表されており、例えば前照灯の不具合では「JC79」型式（2017-2020製作）3,040台、「JC91」型式（2021-）2,960台等、合計数が明記されています。ホンダ
また、SNS（Twitter）上では､公式リコール告知投稿も確認できます。X (formerly Twitter)
ホンダの対応と修理方法
ホンダでは、該当車両に対して無償で部品交換・対策を実施しています。例えば前照灯不具合では「対策品と交換します。なお、部品の準備に時間を要するため、使用者に周知を行い、準備でき次第連絡します。」と案内されています。
方向指示器リレーについても「対策品と交換します」と明記。
オーナーとしては、対象車かどうかを車台番号で確認し、販売店／ホンダ正規店に点検・修理予約をすることが推奨されています。
リコール後の信頼性・改善点
リコール対応が明確に行われていること、そして“灯火装置”という比較的整備・交換が容易な部位であることから、大きな構造的信頼性低下には至っていない様です。
ただし、中古車購入時などは「交換済みかどうか」を確認することをおすすめします。リコール未対応の車両を購入してしまうと、手間や安心感の面でデメリットとなる可能性があります。
なんと言ってもめんどくさいし、その間愛車に乗れませんからね。
中古購入時のチェックポイント
- 車台番号で、リコール対象範囲（例：JC79-1000003～JC79-1003042など）に該当していないかを確認。ホンダ
- 販売店にリコール対応履歴（部品交換済み証明など）があるかを確認。
- ライディング開始前・購入直後に灯火装置（ヘッドライト・ウインカー）が正常に動作するかチェック。
- 足つき・シート高・姿勢など、車体のサイズ感を自分の体格で確認。先のレビューでは「足つきが悪い」という声が多くありました。
しかし、軽量なのであまり気にならないと合わせて書いている方がほとんどでした。
CB125Rは買うべき？総合評価とおすすめユーザー層
通勤・街乗り向けの完成度
通勤・街乗り用途としては十分に魅力的です。軽量な車体、6速MTというスポーティなギア構成、質感の高さ。特に“走りも楽しみたい125cc”を求めるならピッタリです。レビューでも「通勤車として使ってみた」「車格は250ccクラスと同等」という評価があります。WEBヤングマシン｜新車バイクニュース+1
ただし、停車時の足つき・車体サイズ・シート高など、自分の体格や駐輪環境（都市の狭さ・駐輪場）を踏まえた選定が必要です。
カスタムベースとしてのポテンシャル
装備・質感ともに“上位仕様”であるため、カスタムベースとしても楽しめます。例えばマフラー、ハンドル、シート交換などでさらに自分好みに仕立てるユーザーも多いようです。記事でも「フルパワー化のメリットとデメリット」というカスタム論が紹介されています。プレミアバイクワールド
「他と被らない125cc」という点も、個性を求めるユーザーにはプラスになります。
CB125Rをおすすめできる人・できない人
おすすめできる人
- 125cc免許・通勤・街乗り＋“走りの楽しさ”を求める人
- 車格・装備・質感を重視したい人
- 体格・停車時の足つきにある程度自信がある（または気にならない）人
- 中古車で“掘り出し物”を探している人
あまりおすすめできない人
- 足着き・停車時の安心感を最優先したい小柄なライダー
- とにかくコストを抑えて“使い倒す”125ccを探している人（スクーター ベースなど）
- 「中古でもいいから値段重視」「維持費最優先」の人
他の125ccネイキッドと比較した最終結論
総合的に見ると、CB125Rは「不人気」レッテルがついている一方で、実は十分に価値あるバイクです。
例えば、「125ccとしての性能・取り回し」を重視するなら他モデルが軽く・安価に選べるかもしれませんが、「車格・装備・走り」を重視するならCB125Rの方が満足感は高くなります。
ですので、単純に「不人気＝避けるべき」という判断ではなく、「自分の目的・体格・使用シーンに合っているか」で選ぶのが賢明です。
まとめ｜CB125Rは「不人気」だけでは語れないバイク
「不人気」という言葉だけでは、CB125Rの実像は捉えきれません。
デザイン・装備・車体仕様においては、125ccという枠を超えた“上位仕様ネイキッド”として評価できます。
リコール問題も発生しましたが、ホンダによる対応が行われており、購入時・保有時のチェックさえすれば大きな懸念とはなりにくいでしょう。
もし、あなたが「125ccでも楽しく走りたい」「質感・見た目も妥協したくない」「カスタムも視野に入れている」というなら、CB125Rは“むしろ賢い選択肢”と言えます。
反対に「とにかく足つき・価格・維持費最優先」という用途なら、他車モデルも併せて検討する価値があります。
