ハンターカブCT125をチューブレス化!適合キャストホイールも紹介

ct125ハンターカブ、キャストホイール 125cc


引用:Facebook(南海部品箕面店)

アウトドア・街乗り・ツーリングと幅広い層に人気の ホンダ CT125・ハンターカブ。そのカスタムの中でも注目度が高いのが「チューブレス化」です。

純正ではチューブタイヤが装着されていますが、キャストホイールに交換することでチューブレス化が可能になり、パンク時のリスク軽減整備性の向上が期待できます。
最近では、純正ルックを崩さないデザインのホイールや、オンロード志向の軽量ホイールも増え、ツーリング派を中心に人気が高まっています。

この記事では、純正ホイールの構造からチューブレス化のメリット・デメリット、さらに適合するキャストホイールやおすすめタイヤまで、実践的に解説します。


ハンターカブCT125の純正タイヤ&ホイール

ホンダ CT125・ハンターカブの純正ホイールは、スポークホイール+チューブタイヤ仕様。この構成は昔ながらのオフロードバイクやトレッキングバイクに多く採用されてきた方式です。

  • ホイールサイズ
    • フロント:17インチ
    • リア:17インチ
  • タイヤタイプ:チューブ(チューブ+リムバンド+タイヤ)
  • タイヤサイズ
    • フロント 80/90-17M/C 44P
    • リア 80/90-17M/C 50P

スポークホイールはしなやかさと耐衝撃性に優れ、オフロードでの走破性が高いのが特徴です。林道走行や凸凹の多いキャンプ道でもリムが割れにくく、アウトドアユースに向いています。

しかしチューブタイヤの宿命として、パンク修理の手間が大きいというデメリットがあります。
一度パンクすればホイールを外してチューブを抜き、パッチ修理または新品交換が必要。旅先でのトラブル時には、時間と労力が大きな負担になるケースも少なくありません。


ハンターカブCT125チューブレス化はキャストホイールが必要

チューブレス化を実現するには、チューブレス対応リム構造を持つキャストホイールへの交換が必要です。
純正のスポークホイールは空気を保持するリム構造ではないため、チューブレス対応にはなっていません。

チューブレス化の基本ステップ

  1. キャストホイールへ交換
    → チューブレス対応の密閉構造をもつリムに変更
  2. チューブレス対応のタイヤを装着
    → 空気漏れを防ぐ専用設計のビードシートを利用
  3. エアバルブを取り付け、エア漏れをチェック
    → しっかり密閉されているか確認

これらを正確に行えば、チューブレス化は完了です。
DIYでも可能ですが、走行中の安全に関わる部分なので、基本的にはバイクショップでの施工がおすすめです。特にバルブ取り付けやビード上げは経験者でないと難しい工程となります。


ハンターカブCT125のチューブレス化のメリット・デメリット

チューブレス化には明確なメリットがある一方で、ライディングスタイルによってはデメリットもあります。
導入前に両面を理解しておくことが大切です。


チューブレスのメリット

① パンク修理が圧倒的に簡単

チューブタイヤではホイールを外してチューブ交換が必要ですが、チューブレスタイヤは外部から修理キットで応急対応が可能
ツーリング中の小さなパンクなら、路肩で10分もあれば修理できるケースもあります。

② 空気漏れが緩やかで安全

釘などを踏んでも一気に空気が抜けにくく、走行中にいきなりタイヤがぺしゃんこになるリスクを軽減できます。これは長距離ツーリングでは非常に大きな安心材料です。

③ チューブ・リムバンドが不要で軽量化

ホイールまわりの軽量化により、ハンドリングが軽くなる効果も。特に街乗りでは「取り回しのしやすさ」を感じるライダーもいます。

④ タイヤ選択肢の幅が広がる

最近はオンロード寄り・ブロックパターン・アドベンチャー系など、チューブレス用のタイヤが豊富。走る環境に合わせて柔軟に選べます。


チューブレスのデメリット

① 初期コストが高い

キャストホイール本体(前後)、タイヤ、エアバルブ、交換工賃などを含めると 5〜10万円以上 になることもあります。純正流用では済まないため、ある程度の予算が必要です。

② オフロードでの衝撃吸収性は低下

キャストホイールは舗装路には強い一方で、強い衝撃には弱い傾向があります。林道や岩場を頻繁に走る人はスポークのままのほうが安心な場合もあります。

③ 適合ホイールの選択肢が限られる

汎用ホイールは基本的に使えず、ハンターカブ専用設計のキャストホイールを選ぶ必要があります。ブレーキ・スプロケットの互換性確認も必須です。


ハンターカブCT125に適合するキャストホイール

現在、ハンターカブCT125向けのチューブレス対応キャストホイールは複数のメーカーからリリースされています。
メーカーごとに変更が交換が必要な部品が違うので注意が必要です。

ゲイルスピード 前後セット 188,000円

【GALE SPEED】ゲイルスピード 29611001GB-29611101GB アルミ鍛造ホイール TYPE-X グロスブラック 前後セット F 185/R 185-17 (HONDA : CT125 ハンターカブ ’20-’25) バイク

アルミ鍛造ホイールでクロスメッシュスポークのデザイン。オフロード走行も想定してリムフランジ部に強度を持たせてあります。
キャストホイールに変更してもオフロードも楽しみたいという欲張りさんにオススメです。

少しお高めですが鍛造ホイールなのでこの価格となっています。

別売の専用スプロケットが必要で純正使用不可となっているのでご注意ください。

適合 ハンターカブ(CT125) ’20-’25
F 1.85インチ-17
R 1.85インチ-17

モトライン 前後セット 126,500円

ハンターカブ CT125 JA55 JA65 チューブレス キャストホイール 前後 セット フロント リア ホイール CASTWHEEL

価格もリーズナブルで見た目もかっこいいモトラインのキャストホイール前後セットです。
純正部品を流用できます。そのため、変更が必要なく、交換が必要なのはキャストホイール用のタイヤのみとなっているので財布に優しいです。

適合(ハンターカブ CT125 JA55 JA65)
【タイヤ適合サイズ】
バイアスタイヤ:2.75-17、3.00-17(*)
ラジアルタイヤ:80/90-17、90/90-17(*)

エヴァテック 前後セット 132,000円

EVATEK エヴァテック キャストホイール 前後セット CT125 ハンターカブ

ハンターカブ所有者に人気の高いエヴァテックのキャストホイールです。
専用品のパーツに変更しない点がいくつかありますがセットでそれらの部品も組み込まれた状態で届くので自身で交換を考えている方におすすめです。

適合(ハンターカブ CT125 JA55 JA65)
【タイヤ適合サイズ】
フロント 100/80-17

リア 100/80-17 or 110/70-17

TWR ハンターカブ CT125用チューブレススポークアルミホイール前後セット 96,800円

TWR ハンターカブ CT125用チューブレススポークアルミホイール前後セット

スポークホイールなのにチューブレスタイヤを使用できるので純正ルックをあまり変えたくない人におすすめです。

またスポークホイールなのでオフロードもこなせます。

しかも前後セットで10万円を切る点も大きいですね、価格を抑えてチューブレス化するなら間違いない選択じゃないでしょうか。

適合(ハンターカブ CT125 JA55 JA65)
【タイヤ適合サイズ】
フロント 70/90-17~80/90-17

リア 2.50-17~2.75-17

ポイント

  • ABSセンサー対応かどうかを必ず確認
  • リム幅によってタイヤ選択肢も変わる
  • スプロケットやブレーキディスクは基本的に純正流用可能だが、商品によっては別途カラーやスペーサーが必要な場合もある

ハンターカブCT125に適合するチューブレスタイヤ

キャストホイールに交換したら、次はチューブレス対応タイヤの選択です。購入するキャストホイールによって使用できるチューブレスタイヤのサイズが異なりますのでしっかりと確認してタイヤを選択しましょう。


また、オンロード寄りを選ぶとハンドリングと燃費が向上し、オフロード寄りを選ぶと走破性が高まります。
そしてタイヤの剛性が高いチューブレスは、空気圧管理がチューブタイヤよりシビアになるため、定期的なエアチェックが重要です。


まとめ|チューブレス化でハンターカブはもっと快適になる

  • ハンターカブCT125は純正ではチューブタイヤ仕様
  • チューブレス化には専用のキャストホイール交換が必要
  • メリット:パンク修理が容易・空気漏れが緩やか・軽量化
  • デメリット:初期コスト・オフロード耐久性・ホイール選択肢の少なさ

チューブレス化は、特にロングツーリング派や通勤で日常的に乗るライダーにとって大きなメリットがあるカスタムです。
ホイールとタイヤの選び方を間違えなければ、走行性能と快適性を両立でき、ハンターカブがさらに楽しい相棒になります。

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